一般的に、初対面の営業先とは
ですます調でのコミュニケーションが始まります。
これはビジネスシーンにおいて
当然の現象だと思ってきた。
しかしNPOカタリバの名刺を渡した営業先は
俺に対してかなりの確率でタメ口になることに気づいた。
しかもかなりの確率で、上から目線のアドバイスをくださる。
「ビジネスがわかってないようだから教えてあげるよ」という言葉は
一般的に言って、初対面の相手とのビジネスシーンで用いる挨拶言葉ではない。
という悔しい出来事があった。
俺は丸5年間勤めた企業で
営業としてのあらゆる成功を収めてきたのに・・・
という自負から、逆上しそうになった。
・・・が、ぐっとこらえて振り返ることにした。
もしかして俺は営業として、駄目なのだろうか?
色々考えてみたのだがきっとそうなのだ。
結論。俺の能力不足なのだ。
少なくともフローレンスの駒ちゃんや
ニューベリーの山本さんは初対面の営業先に
タメ口でアドバイスされることなど皆無に違いない。
いや、今でこそ皆無とはいえ、
きっと駒ちゃんも山本さんも
そういう屈辱の時期はあったに違いない。
耐え忍びながら経営者としてのスキルを伸ばして、今があるのだ。
会社の名刺で営業する上で
いかに自分が看板に頼って仕事をしてきたのか、
実感しております。
ふたつのまとめが必要だ。
ひとつ。
NPOが、ただのボランティア団体としか
認識されていない現状は今も変わっていないのだ。
社会起業家ブームなんて、あくまで局地的な
サブカルチャーであることを自覚せねばならない。
NPOという名刺がマイナスの看板になる状況は多い。
ふたつ。
だからNPOの名刺をもって営業するときと
大企業の名刺をもって営業するときは違う。
俺はただでさえ餓鬼に見られやすいのだ。
自分の雰囲気・テンションのチューニングが必要。
そして示すべき技術を明確化することが必要。
「IQより愛嬌」の2000年代を経て、
「愛嬌とIQ」に回帰する2010年代へ。